友人の結婚式②
《オシャレ…!》
周りを見渡しながらそう思いました。
会場に到着すると、通されたのはロビーではなく、結婚式の打ち合わせをするための部屋の待合スペースでした。
どうやらかなり早く到着してしまったようです。
後になってわかったのですが、結婚式の受付担当の人よりも早く到着してしまい、私は一番乗りだったようです。
ロビーに通されると、受付担当とスタッフが打ち合わせをしていました。
私は身支度を整えるための個室に向かい、支度を整えてからクロークに荷物を預けました。
もともとひとりで乗り込むこととなった友人の結婚式だったため、やることも特になく、フラフラとロビーを見て回っていました。
どこを取っても絵になるようなロビーに心を躍らせながら、さほど広くないスペースをずっとぐるぐるしていた気がいたします。
その様子を見ていたスタッフがあれこれ説明をしてくださいました。
壁の一角にガーランドのようなものがありました。
そこには小さな封筒がクリップで止められており、その封筒には自分の名前(ローマ字)と卓番が書いてありました。
その封筒の中には手紙が入っているそうで、私は早速自分のものを見つけると、卓番を確認しながら封をあけました。
中には友人からのお手紙が入っていました。
内容は公表いたしませんが、そのお手紙からは喜びが滲み出ており、私は思わずその場で微笑んでしまいました。
次に案内されたのはペンライトが入った瓶が置いてあるテーブルでした。
事前に聞かされてはいましたが、まさかペンライトを用意してくるとは…。
そう思いながらスタッフの説明を聞いていました。
このペンライトは花嫁(友人)がお色直しをした後のドレスを当てるという催しで使うものです。
4択になっていて、その中から色を選び、それに該当するペンライトを手に取りました。
“恐らく、お色直しが完了する直前にペンライトをみんなで光らせるんだろうな”と思いたがら、ペンライトをカバンにしまいました。
フラフラするのも飽きてしまった頃、続々と参列者が集まってきました。
その様子を観察していると、スタッフの方が飲み物を提供してくださいました。
喉が渇いていたからありがたい限りです。
まだ時間があると思った私はスタッフに声をかけて、ロビーから庭に出ました。
スマホで写真を撮ってもらって、友達や後輩くんに見せびらかそうと思ったのです。
(母にその話をすると、“よく頑張った!”と褒めてくれました。)
(私にとって、スタッフに声をかけるのはかなり勇気が必要でした。)
(それでも、どうしても写真が欲しかった私は、勇気を振り絞って声をかけたので、その様子が目に浮かんだのでしょう。)
撮ってもらった写真を見て、私は満足しました。
背景は少し失敗しましたが、光の当たり下限や距離感はちょうどよく、綺麗に撮れていたのです。
“みんなが見たらなんて言ってくれるだろう”とワクワクしながらスマホをしまいました。
そうこうしているうちに、受付が開始されました。
一目惚れしたご祝儀袋を渡すと、クロークに向かって荷物を取りだし、袱紗を荷物に追加して預け直しました。
袱紗ってかさばりませんか?
私はバックに一応入りましたが、斜めにしか入らなかったので、少し邪魔でした。
さて、いよいよ、結婚式開始です。
といういい所で今回は終了させていただきます。
電車で珍しく席を摂ることに成功したので、このまま眠ってしまおうかと思います。
細切れにしてしまって大変申し訳ございません。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
どうぞごゆるりとお過ごしください。