暁の間

のらりくらりと…

勘違いしていた日程

《えっ、うそぉ!?…マジか……》

 

やらかしたと気がついた一昨日の昼下がり…

 

 

 

それは一昨日の午後のことでした。

初めて購入した無印良品のとうもろこし茶とそろそろ湿気てしまうため消費したい桜クッキーをいただいていたときのことでした。

今後の予定を母と打ち合わせしておりました。

結婚式の準備、モチベーションがダダ下がりの秘密のプロジェクト、資格、可愛い後輩と遊びに行く日(面倒を起こしたくないので詳細は母に秘密にしてます)、友達とのカラオケ丸一日計画……

そんな中、一人暮らし計画の話を持ち出されました。

まだ先の話と思いつつも、一人暮らしするつもりだと改めて伝えたところ、衝撃的な事実を知ることになりました。

 

家の都合で引越しをする時期が近づいているため、それに合わせて一人暮らしするつもりでした。

家の都合の引越しの日は来年の夏の前頃だろうと思って話を進めました。

すると、母は“違うよ、今年の秋頃には完了してないといけないんだから、今年の夏には出払わないと!”と言うではありませんか。

 

“え?来年でしよ?”

“来年って言ったの去年だからね〜”

 

そして冒頭に至る、という訳です。

 

1年分勘違いをしていた私は、一気に頭の中にあった計画が崩れ去ったのを感じとりました。

すでに計画は大幅に遅れていました。

そのため、もともと崩れかかってはいましたが、この事実によってトドメを刺されることとなりました。

崩れた計画のパズルピースをかき集め、新たな形へを作り替え始めたのは、その直後のことでした。

 

とはいえ、やはり1年も勘違いしていたとなると心中穏やかではございません。

ざわついた精神状態で新たな形を作り出せるほどの能力は私にはございません。

まして、計画を立てても基本的に達成ができないのが私の難点です。

どんなに余裕もっても、どんなに上手く詰め込んでも、全て蹴り飛ばす…そんな不器用な人間です。

そんな私が1年も全ての計画を前倒しにすることなど、簡単にはできるはずがないのです。

 

しかし、母親は私の心を見透かしているかのように妙に冷静でした。

崩れて埋もれてしまった重要なパズルのピースを、母は上手く掘り起こして私の前に並べてくれたのです。

 

“遅くてもいつまでに引っ越すのか”

“一人暮らしするためにはどうすればよいか”

“それまでに秘密のプロジェクトが達成されなかった場合はどうするか”

“結婚式の支度はいつまでにしなければならないのか”

“資格試験はどうするのか” etc…

 

重要ピースを目の前にそろえられたわたしは、その周りを埋めるための次のピースを母と探しました。

何と何は同時並行にやらないといけないだとか、結婚式の準備はこうやって進めないといけないからだとか、大雑把な課題を洗い出しました。

 

丸一日かけてようやく姿を見せ始めた新たな計画の形を満足気に眺めて、早速計画を崩したのはここだけの秘密……

 

 

 

 

それでは今回はこの辺で失礼致します。

どうぞごゆるりとお過ごしください。