暁の間

のらりくらりと…

初めてのお出かけ②

《やー、楽しかったな》

 

興奮冷めやまぬ思いでした。

 

 

 

(昨日の続きです)

 

昼食を終えて向かった先はカラオケです。

事前に予約していましたが、時間が余っていたことから予定より長く利用できないか交渉したところ、空いているとの事だったのでお言葉に甘えることにしました。

この日のためにコンディションを整えて、しっかりと仕込みをしたという彼に少し期待しながら、私は久しぶりに声出しように使っている曲を登録しました。

この曲はボーカルロイドの曲で、本来3人で歌うものですが、低音と高音の両方があるため、ひとりで歌うと声出しにピッタリなのです。

低音から一気に2オクターブくらい跳躍するので、それなりに難易度は高いのではと勝手に思っています。

これを完璧にやり遂げられた日は喉の調子がいい時、ちょっと揺れたりかすれたりした時は本調子ではない時、完全に詰まった時は不調の時…

そうやって喉の調子を見ながら、そのあとの選曲と声の音量、声質を相談することにしています。

ちなみに、よく会う友達と行く時は、喉の調子関係なしに歌う曲がほぼ固定されているため、この声出し兼喉の調子チェックはやる必要がありません。

 

結論から言うと、久々に声出し曲を歌った割にはかなり上手くいったと思います。

もう少し声が通ると本調子なのですが…久しぶりだったこともあるので、許容範囲と言えるでしょう。

その後はあんさんぶるスターズ(以下、あんスタ)やA3!の楽曲をメインに、様々な曲を歌いました。

彼もまた、覚えきれなかったと言いつつも、あんスタの曲もA3!の曲も少しだけ着いてきてくれました。

その他にも全く関係のない曲もお互いに歌って、あっという間の3時間となりました。

 

カラオケの感想を言うのであれば、想定外の声量と音程だったことでしょうか。

男性とカラオケに行ったことは3回ほどあります。

 

1回目:小学校のクラスメイトの同窓会

2回目:高校時代の女友達に連れられて、彼女の知り合いの男性と一緒に

3回目:インターンシップでの交流会

 

どの時も、私より声量の大きい人とは出会いませんでした。

ほぼ同じか、小さいかのどちらかです。

女性についてもそれと同様、私より大きい声の人には出会ったことがありませんでした。

おかげでかなり新鮮な気持ちで彼の歌を聴いていました。

 

また、普段の声色からはあまり想像できないような音程の低い声で、一瞬固まりました。

これはもしかしたらデュエットのしがいがあるのではないかと少し期待しています。

とはいえ、今回はほとんどデュエットできるものがなかったので、次回に期待ですね。

…私も彼に寄せられるような選曲が出来たらいいのですが…。

 

(彼いわく、私の声はかっこいい声だったそうですよ。)

(ちょっと嬉しかったので自慢しておきます。)

 

カラオケを満喫したあとは、雑談をするべく喫茶店に入りました。

話題は多岐にわたり、仕事の話、趣味の話、日常の話などなど、他愛も無いものばかりでした。

そんな他愛も無い話でも、あそこまで長時間話したことは今まで無かったので、私は充分楽しめました。

今思えば、私ばかり話してたような気も……

今度は彼の話も聞いてあげたいところです。

 

実は今回のお出かけ、私が勝手に設定した裏の目的があったのですが…

果たせのか、正直微妙です。

ただひとつ言えるのは、私のストレスが驚くくらい発散されていたことでしょうか…。

他の誰ともここまで発散されたことはない気がするので、後輩のマイナスイオン効果は絶大だったようです。

 

…裏の目的ですか?

それは達成がされた気がしないので秘密ですよ?

あ、ちなみに悪いことでは無いのでご安心ください。

 

 

 

それでは今回はこの辺で失礼致します。

どうぞごゆるりとお過ごしください。

 

 

 

(あれ、私この日、交通費と脱出ゲームの代金以外支払った記憶ないのは気のせいですかね…?後輩くん???)