調子に乗りすぎると…
《まーたやらかしたよ》
そう苦笑いしたのは昨日の夕食前でした。
その日の朝、絶対太ったと思って恐る恐る体重計に乗りました。
結果は意外なことに、太るどころか少し痩せた上に筋肉が増えるというものでした。
背中に違和感があったことから、脂肪が付いてしまったと勝手に判断していました。
しかし、体脂肪率が減って筋肉が増えていることから、脂肪ではなく背筋が付いたということなのかも知れません。
気を良くした私は元々調子が良かったこともあって、昨日の帰宅後は普段よりも少し多めの体操をしました。
いつもの筋トレ動画(およそ3分)を終わらせると、候補にはあげていたけれどまだやった事がなかった体操の動画を開きました。
20分程度の動画だったため、見てから自分に合う動画かを判断するのは時間がもったいないなと考えた私は、初見でその動画の体操をするとこに致しました。
この動画は体力はそれほど削られませんでしたが、その代わり意外なことにかなり筋力を受かったようです。
ただ曲に合わせて歩いてるだけで、時折腕を動かす程度の動画だったのですが、その腕の動きが私にとってはかなり効果があるものだったようです。
またその選曲も少し意地悪で、間にハイテンポのものを入れられたものですから、足も少しだけ疲れていました。
夕食の支度だできたという母の声に、私はパッと立ち上がると手を洗いに洗面所へ向かいました。
私はそこで少しだけ違和感を覚えました。
少しだけ疲れたと思った割には足元が覚束なかったのです。
また、普段から夕食前の配膳を少しだけ手伝っているのですが、その時には腕に違和感を覚えました。
何となくふわふわしたような感覚を覚えました。
これには何となく覚えがあったのですが、問題ないだろうと普段通り配膳しました。
配膳が終わり、夕食をいただくところになってようやく確信に変わりました。
“調子に乗りすぎた”と…。
味噌汁のお椀を持った時、腕が震えてしまったのです。
正直危なっかしくて、途中からスプーンで飲むか考えましたが、格好が悪いのでやめておきました。
ほかも同様で、手に持つ食器は全て危なっかしくてハラハラしましたが、何とか乗り切りました。
母にこの話をしたら苦笑いされてしまいました。
そして今朝、その疲労はほぼ解消されていましたが、時折力加減を間違えるあたり、おそらく完治はしていないのでしょう。
…今日は大人しくしておくことにします。
それでは今回はこの辺で失礼致します。
どうぞごゆるりとお過ごしください。