多少なりとも
《こういう時くらいは》
時計を目の端に入れ、腕まくりをしました。
一昨日は腹痛、昨日は微熱…
母の体調が2日連続で優れない状態でした。
本日はまだ会っていないので分かりません。
こういう時くらいはと、4年前ほどにようやくできるようになった皿洗いをすることにしました。
それまでは母が体調不良でもそっちのけにして母にやってもらっていました。
しかしおよそ4年前、“何かあった時の代わりができないとダメでしょ”とこっぴどく叱られました。
その時の私はとても怠惰で、それを言われた時はかなり不機嫌でした。
しかし冷静になって考えて、それもそうだと皿洗いだけでも習得しようとふと思い出した時だけですが、母の様子を伺うようになりました。
すると、母はそんな私に気がついてくれたのか、私を呼んで皿洗いのやり方を教えてくれるようになったのです。
そして、やり方を覚えた私は母が体調を崩した時は必ず皿洗いだけは代わりに担うようになりました。
本当は夕食作れるくらいになりたいのですが、あいにくそんな能力はまだ身についていません。
まして、キッチンは母のテリトリーのため、急遽私が交代して母が想定していないことをしてしまったら、母に無駄な負担がかかるだけです。
能力があったとしても出来れば避けたいところです。
一昨日の夜は皿洗いができましたが、昨日の夜は気がついたら母が全て皿洗いを終えてしまっていました。
不覚です。
その後、母は夕飯もろくに食べず、風呂も入らないと言って寝ることにしました。
そんな母の朝の仕事を少しでも減らそうと思いました。
私は朝食を済ませると、朝食をとる時に使った食器と昨夜水分補給のために使用したコップたちを片付けることにしました。
リビングの壁にかかっている10分ほど早い時間を指した時計を横目に、キッチンの蛍光灯のスイッチを司る紐を引っ張りました。
実は本日、時間通りに起床いたしましたが、目が上手く覚めなかったために動き出したのは起きてから15分たった頃でした。
事実上の寝坊です。
時間との戦いを強いられていたため、私は朝の体操も程々に、取り急ぎ朝食をとった後でした。
朝食後の紅茶も普段なら気分をほくほくさせながらゆっくり頂くのですが、今日は体を温めるためだけの手段と取って代わりました。
“割とギリギリだから、タイムアタックみたいな気分だな…普通どれくらいかかるか分からないから結果は分からないけど”
そう思いながら、急いで食器洗ってカゴに入れました。
ちなみに、コップ3つ・カップ2つ・小鉢1つ・小皿1つ・器1つ・少し大きめの器1つ・大皿1つ・中皿1つ・カトラリー4つ、最後に桶がわりに使っているボウル1つを洗ってカゴに並べました。
時間は20分弱。
これは早いのでしょうか、遅いのでしょうか…。
皆様はどう思いますか?
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
どうぞごゆるりとお過ごしください。