暁の間

のらりくらりと…

スポーツ

《やりたいなー》

 

そう思ったのは昨日のことでした。

 

 

 

皆様は好きなスポーツはございますか?

私は決して運動が得意では無いのですが、好きなスポーツで且つ少しだけ得意なものがひとつございます。

 

私は恐らく、運動音痴の部類に入ると思います。

足は遅い、ボールは遠くに飛ばない、ジャンプは低く飛距離が短い、高いところは大の苦手です。

それでも、私は何故か動くことは嫌いでは無いため、軽い筋トレや体操はほぼ毎日行っています。

稀にですが、YouTubeで上がっている動画の“踊ってみた”シリーズを検索して、その動画を真似してダンスをしていることもあります。

そんな私でも、一つだけ取り柄があります。

それは、反射神経です。

 

なぜか幼い頃から反射神経だけはよく、ドッチボールで飛んできたボールを避けることだけは得意でした。

そんな反射神経のおかげか、一つだけ少しだけ得意なスポーツがございました。

それは、卓球です。

 

試合に出れるような強さは一切ございませんが、スポーツで唯一人に教えられるだけのものを持っているものです。

繰り出せない技も多数あるような初心者レベルではございますが、卓球クラブや卓球の授業(選択科目)に参加していただけあって、多少は打ち合えるようになりました。

反射神経だけで語れるようなスポーツではございませんが、飛んできたボールを打ち返すためには反射神経も必要です。

卓球は移動距離がそこまで長くないことから、ある程度なら反射神経だけで渡り合えます。

そのおかげで、私は卓球だけは少しばかり得意でした。

そんな卓球に触れるきっかけを作ってくれたのは、父親でした。

 

父親は卓球が好きで、学生の頃は卓球部に入っていて、大会の補欠メンバーに入ったほどでした。

…残念ながら、レギュラーではありません。

そんな彼なので、当然ですが自分のラケットを持っています。

 

その上、母親も卓球をかじっていた時期がありました。

そして驚いたことに、彼女も自分のラケットを持っていたのです。

 

父親が家のコタツを卓球台に見立てて、座ったまま打ち合った記憶があります。

母のラケットを借りて、父と打ち合ったあの時間はとても楽しかったですね。

 

その後、卓球クラブに入ることになったことがきっかけで、私は自分のラケットを持つようになりました。

家族揃ってみんなで買い物に行き、手に馴染むものを選ばせてもらいました。

あのラケットは今でも大切に持っていて、大切な宝物です。

 

そんなこんなで、私たち一家は旅行先で卓球が出来きると分かると、全員自分のラケットを持って行くようになりました。

旅行先で自分のラケットを使って交代でラリーしていました。

時折、血が騒いだ父が本気のスマッシュを打ってくることがありました。

私は当然打ち返せませんでした。

さすが、補欠に選ばれるだけのとこはあるなと、なぜか上から目線で思いつつ、いつかこのボールを打ち返すんだと意気込んでいました。

ちなみに、打ち返させたことは1度もありません。

返せたとしても、卓球台の外か、ラケットの縁に当ててホームランを打つかのどちらかで、ちゃんと卓球台に返せたことはありません。

 

学生時代、とあるトラウマを作ってからしばらく卓球から離れていたのですが、その数年後には再び卓球をやるようになりました。

とはいえ、趣味の範囲内なので大して上達はしませんでしたが…。

 

社会人になってからは、もしかしたら1度だけスポッチャでやったかもしれませんが、記憶が曖昧です。

その程度しか卓球に触れていません。

 

それが、なぜか昨日になって急に卓球をやりたくて仕方なくなってしまったのです。

卓球の試合を見た訳でも無く、自分のラケットに触れた訳でも無く、話題にすら上がっていなかったのにです。

不思議なものですね。

 

どこか卓球が気軽にできるところがないかなと探しつつ、いい加減ラケットのラバーを変えてあげようかなと、心躍らせました。

 

 

 

それでは今回はこの辺で失礼いたします。

どうぞごゆるりとお過ごしください。