再会
《いましたよ》
手渡されたのは探していた子でした。
少し前のことです。
とある脱走事件について、ブログに記載いたしました。
その脱走していた子がついに私の元に戻ってきました。
平和な日だなと、ゆっくりしていた午前中のことです。
後輩が声をかけてくれました。
“猫、いましたよ”
“猫いた!?”
そう驚いた私に差し出されたものは、職場で脱走したと思われていたビーズの猫でした。
ビーズの猫は私のスマホにつけていたキーホルダーのことです。
キーホルダーの紐の部分だけスマホに残り、丸カンごとビーズの猫が行方不明になっておりました。
その事を私は後輩に話していたので、猫を見つけた瞬間に私のものだと気がついたのでしょう。
どうやら、ビーズ猫を探していたことを係長もご存知だったようで、後輩に“お守り渡した?”と聞いてくれていました。
お守りでは無いのだけれど、係長が指しているものはビーズ猫の事だとすぐわかったので、係長にもお礼を言いました。
もう二度と会えないと思っていたのにまさかの再会が出来て、かなり嬉しかったです。
…と言いつつ、会社に一人残して帰ってしまったのはここだけの秘密です。
“ごめん、ビーズ猫…明日連れて帰るから”
そう呟きながらブログを書き始めました。
そんな平和な日にはもうひとつ楽しかったことがありました。
後輩から見たらどうやら私はたくさんのネタを持っている人だと思われているようで、話をすると割と何でも興味を持ってくれます。
(私の母によく似てるなと思ったのもここだけの秘密です。)
今日は2人で行動することが多かったので、様々な話をしていたのですが、その中でポケモンの実況者のお話をしました。
ネタバレになるとまずいと思うので詳細は伏せますが、その中で語られていた話がどうやら彼の笑いのツボを見事に刺激したようです。
しばらくの間笑いっぱなしになってしまい、少しだけ声をからさせてしまいました。
申し訳ないなと思いつつ、そんな彼が面白くてちょっかいを出してしまったのは私の悪い癖です。
気をつけなければなりませんね、反省…
けれど、その実況者に興味を持ってくださったようなので、後ほどその動画を送り付けてみようかと思います。
笑い溢れた年末年始になることを願って…。
それでは今回はこの辺で失礼致します、
どうぞごゆるりとお過ごしください。