完全に信用を失った日
《ふざけるな》
父親に激昂したのは昨日のことでした。
(プライバシーを隠すために、表現がややこしくなっています。申し訳ございません。)
例の父親が起こした事件の事の重大さを本人が理解したのは昨日の午前中のことだったようです。
“ようやく理解できたか、遅すぎ”と(父親が帰宅していたため)母と小声で話していました。
夕食後、ようやく彼は謝罪をしてきましたが、その謝罪があまりに有り得ませんでした。
事は重大、私と母に多大なる迷惑をかけているのにも関わらず、謝罪はヘラヘラと笑いながらしていたのです。
“ふざけるな”そう言いそうになったのをぐっとこらえて、目は一切合わせず、“いえ”とだけ答えました。
その後、経過報告や今後どうするか会議が開かれたのですが、さらに想定外の事実が判明し、私はさらに腹が立ってしまいました。
ぐっと堪えつつも声色は完全に怒りが籠ったった話し方になっていました。
そして話しているうちに、何故か彼は上から目線で“○○(私のことです)のためにやってやったんだ”などと言い始めました。
しかしそれは彼が勝手にやり始めたことで、私は頼んでもいません。
その上、私は彼が私のためにやったというその事柄をやるためにとあるものを貸していたのですが、当初の説明ではその事柄についての説明はありませんでした。
全く説明がなかったならまだいいのですが、彼は私に嘘をついていたのです。
当初彼が言っていた内容と彼がやってやったと言っている事柄が違ったのです。
それはサプライズのつもりでしょうが、私にとっては事柄が事柄なだけに裏切り行為としか考えられませんでした。
そんな頼んでもいないことをやるために私のものを無許可で使ったのかと腹が立ちました。
その上、父の言い方が上から目線な上に何故か怒っているのです。
私は堪忍袋の緒が完全に切れました。
“なんで怒ってんの?怒られる筋合いないと思うけど??”
と怒ると父親は黙りました。
その後も会議続き、今度は人を馬鹿にしたように笑いながら話し始めました。
当然、堪忍袋の緒が切れていた私は怒りました。
“何笑ってんの?”
“えっ?”
“笑い事じゃないでしょ。(今話している話題は)あんたに関係の無いところだからって笑ってんの?(今話している話題が)他人事だからって笑って。”
“そんなつもりじゃないんだけど(笑)”
“なら笑わないでしょ普通。あんたのせいでこうなってんどけど!?”
“………”
黙るだけで謝罪は一切ありませんでした。
私はこの件がきっかけで、父を信じられなくなりました。
“完全に信用を失った日”というタイトルの主人公は父親のことです。
彼はあんな態度をとる人ですから、当然理解してないでしょう。
そして本日、彼は仕事に出かけたのですが、普段ならうるさいくらいの声量で“行ってきます!!!!!”というのに、無言で出ていきました。
彼は完全に昨日、私や母に言われたことを根に持っているようです。
根に持って当然なのはこちら側なのです。
なのに何故、重大な事件を起こして多大なるご迷惑をおかけしているはずの母と私に怒るのか疑問で仕方がないです。
その後、私と母はほぼまる一日、会議をしていました。
母と相談して今後の方針を決め、その筋書きで父と話すことになりました。
その話をするのは事が収まってからになるので先の話ですが、これが決まれば動き方が決まったようなものなので少しだけ気が楽になりました。
また、私は母のアイデアを採用することで、独り立ち後の彼との関わり方を決めました。
“父とのやり取りは全て書面にすること”
そうすれば父が何かやらかした時にその書面が証拠となるため、逃げることは出来なくなります。
メールは?LINEは?と聞かれるでしょう。
メールは広告メールに埋もれてしまって分からなくなるし、誤って削除する可能性がありますよね。
LINEは当然(容量を軽くするために)トーク履歴を消す可能性がありますよね。
それらをスクショするという案も出るでしょうが、それは容量や他のものに埋もれる、間違えて削除する可能性がかなり高いです。
書面ならしっかり見て分別して残しておくので、誤って捨てることはほぼないでしょう。
もし万が一、あまりに量が多いのであればスキャンして大量のバックアップをとってデータ保管をすることにします。
すると、父は書面は面倒な上にお金がかかるからということで連絡をあまりしなくなることでしょう。
そうすれば彼との関わる時間はぐっと少なくなるので、心は少し穏やかになるに違いありません。
もちろん、真意は隠しますよ。
“忘れっぽいから書面にして”そういいます。
私は本当に忘れっぽいので、それをよく知っている父親にはすぐに納得する理由でしょう。
父の信用は何をしてくれたとしても一生直らないでしょう。
これ以降、信用出来ない人からものは貰いたくないので事前に言われた場合は必要ないからと断ることにしようと決めています。
消えものは仕方ないので受け取ってみんなで食べるようにするつもりですが、急遽渡されたモノは怪しまれないように一定期間封印し、使わずに処分する予定です。
何を仕込まれるか分からないので、売りにも出さない予定です。
これが私が父親から身を守る最前の策であると信じています。
正直なところ前回の限定公開になった記事同様、この記事も上げるか悩みましたが…
揺るぎない決意にするには公開が1番と考え、これは公開することにしました。
お付き合い下さり、誠にありがとうございました。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
どうぞごゆるりとお過ごしください。