暁の間

のらりくらりと…

立ち位置を決めた

《…これが多分1番いいんだろうな》

 

そう気がついたのはお昼頃のことでした。

 

 

 

新人への接し方で悩み続けて一ヶ月。

ようやくこれが一番いいのではないかと思える立ち位置が見えました。

 

可愛い後輩に対しての私は可能な限り優しく接するということを意識してました。

もちろん、だからといって褒め倒したり、注意を怠る訳では無いですが、それはそれ、これはこれときちっとケジメをつけて優しくしました。

 

しかし新人と私は元々の相性が最悪で、可能であればあまりご一緒したくないと思う相手です。

教えてもまともに聞かず、非を認めず、謝罪は自分から一切せず目も合わせないような人に何か教えたいとは思いません。

それでも一緒に仕事をしなくてはいけない手前、どう接したらいいのだろうと考えていました。

 

要のリーダーに新人に対する鬱憤を本気でさらけ出したせいか、最近は新人の教育を後輩がすることが多くなりました。

正直なところ、精神衛生が少しだけ保たれた気がして、ほっとしているところです。

彼らは相性が悪くはないようで、安心してみていられます。

その上後輩はとにかく優しい人なのできっとうまく教えられているでしょう。

 

そこでふと気が付きました。

きっと後輩の立ち位置はかつての私なのだろうと。

そうすると、私はかつての私である必要はなく、むしろ多少厳しい方がいいのかもしれない。

少しだけ強めに言うくらいの人であった方がいいのかもしれない。

そう思うようになったのです。

 

決して怒鳴るという意味ではございません。

厳しくすることで相手に対する不安や心配事を表現するのです。

きっとその立ち位置に立つことが出来れば、バランスのとれた教育ができるのではないかと思うようになったのです。

元々嫌われることが多い私にとって、それはある意味丁度よく、居心地のいい立ち位置なのかも知れません。

そう思うと、すっと心が軽くなった気がいたしました。

 

厳しくはするけれど、聞かれれば教える、頼まれれば教える、けれどそうでなければ自分でやりつつ、目の端に新人を捉え続けて様子を伺う…

何時でもすぐに助け舟が出せるように…

 

これが私が出した新しい答えです。

これがあっているかは分かりませんが、あっていると信じてやってみようと思います。

 

 

 

それでは今回はこの辺で失礼致します。

どうぞごゆるりとお過ごしください。