両親へのバレンタイン
《やっぱり親なんだなぁ》
そう思ったのは昨夜のことでした。
“忘れないうちに”
そう思って、帰宅後直ぐに両親へバレンタインチョコを渡しました。
まずは一番大切な母親に渡すことにしました。
とはいえ、その時間は母が夕飯の支度で忙しい時間です。
手渡しはできないこと重々承知で母に声をかけました。
すると母は“母に?いいの?”と聞いてきました。
私はちょっと照れながら“うん”と答えると、母は想像通りにとても嬉しそうな顔をして、“後であげるからそこに置いておいて?”と言ってくれました。
次にのんびりと明日の支度をしている父親をつつくと、“じゃーん”とチョコを見せました。
父親は昨日がバレンタインデーであることをすっかり忘れていたらしく、“そうか、!今日バレンタインか!”と言いながら受け取ろうとしました。
しかし、受け渡しに失敗して落としてしまったのは完全に私のミスです。
素直に謝りながらもう一度手渡しました。
父は手が空く直前だったらしく、さっさと支度を済ませると早速袋をあけました。
今回、バレンタインチョコの箱をキャンドゥで仕入れたオシャレな袋に入れて渡しました。
バレンタインチョコの箱がとても可愛らしいものだったので、袋を開けた時にその可愛らしい箱が見えたら楽しいかなと思った、ちょっとした悪戯心(?)でした。
“一目惚れしちゃってさ”そう私は言いながら、袋を開ける父を眺めていました。
袋から箱を取りだした父は、“あぁ、なるほど”と納得したように笑いました。
母親も夕食後に袋を開けて取り出すと、はっ吐息を飲み、“可愛い〜!ありがとう!”と言いながら早速箱も開けました。
はこの中に入っていたチョコのデザインを見て、ここが凝っているねとか、色合いいいねとか色々感想を言ってくれました。
食べる前からこんなに感想が飛んでくるとは思わなかったので驚きました。
以前、ブログに記載しておりましたが、今年のバレンタインチョコはモロゾフの“ショコラな猫”シリーズです。
それの大きい缶バージョンを自分に購入していましたが、そちらのミニボックスを両親にプレゼントしました。
箱に可愛らしい猫が描かれていたため、私が猫好きなのを知っている両親は一目惚れしたという私の心境がわかるのでしょう。
あの父親でさえ理解してくれたので、少し驚きましたが、どんなにギクシャクしていても悪魔で親子なんだなと思い、ちょっとだけ嬉しくなったのはここだけの秘密です。
それでは今回はこの辺で失礼致します。
どうぞごゆるりとお過ごしください。