自己暗示と他信
《そういえば、そんな技あったな》
コーヒー片手にそう思いました。
最近はパソコンで勉強していることから、あまり目を酷使するのも良くないだろうと、再び休み時間に本を読むようになりました。
その本はいわゆる自己啓発本で、その中に気になる言葉が見つかりました。
“暗示”という言葉です。
正直なところ、私は暗示を信じておりませんでした。
自分に暗示をかけたところで自分の技量は変わりませんし、努力することには変わりありません。
むしろ暗示によって意味不明な自信を持って、自分の力を過信してしまうことの方が問題だとそう思っておりました。
しかし、“ものは使い様、ものは言い様”とはよく言ったもので、その本に書かれていた“暗示”を何となく信じてみたくなったのです。
(現在手元に本がないため、詳細は忘れてしまいましたが…)
ネガティブの塊のようなとある人は、ある時から毎朝鏡に向かって“私はトップセールスマンになる!”と何度も言うようにしたそうです。
そうしたら本当に“トップセールスマン”になれたのだそうです。
その間の過程までは詳細に書かれていませんでした。
ただ、ひとつ言えるのはその人は先述したとおり、ネガティブの塊で自信の無い方だったらしいということです。
その人が失敗しても、自信が無いと言っても、その人の上司ただ1人だけはその人を信じ続けてくれたそうです。
“他信”を与えてくれたそうです。
その“他信”がその人の心の支えになったそうです。
その“他信”、私はもう既に与えられていた事に、この時初めて気がついたのです。
自信が無さすぎるがために、与えられた“他信”を受け入れてこなかったのです。
“他信”を与えてくれたのは、1番近くにいる母親でした。
そして彼女は今も私にその“他信”を与えてくれています。
“大丈夫だよ、できるって!”
そう言い続けています。
彼女も取捨選択はしていると思います。
全てにおいてそう言っている訳では無いですから。
ですが、それでも彼女は私を信じてくれている…その事実だけで十分なんだと、ここで初めて理解したのです。
そして、“他信”は他の方からも貰ったことがあることに気がつきましたが…残念ながらその“他信”は信じていいのか分かりません。
分からないのなら保留にしておけばいいでしょう。
その代わり、確実に信じられる母親からの“他信”は信じようと思いました。
そう思った瞬間、何故か少し心が軽くなった気がいたしました。
心の支えになった瞬間でした。
この本で言っていた通りに。
私はこの本に記載されていた“暗示”を信じてみてもいいのでは無いかと思うようになったのです。
まだやって見たことはございません。
明日からでも、試しに鏡の前で声を抑えながら言ってみようかと思います。
(両親がまだ寝ている時間なので。)
“私はMOSに絶対に受かる!”
と…。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
どうぞごゆるりとお過ごしください。
【今日の本音の一言(?)】
(……………、仕事…1年くらい休ませてくれないかな。)