東京ドームシティ①
《やっとあこがれの…!》
受け取った袋をじっと眺めました。
土曜日、私は可愛い後輩を連れて東京ドームシティの最寄りへ向かいました。
そこでもう一人共に行動する仲間を2人で待っていました。
その仲間とは私のいつものオタク友達です。
この日、私は可愛い後輩の希望もあって、彼女と引き合わせてみることにしたのです。
ちょうどこの日は東京ドームシティで気になるイベントがあったので、彼女に事前にチケットを3人分購入してもらって一緒に参加することにしました。
少しだけ普段より声のトーンが高い気がする彼女の声を聴きながら、まず向かった先はお昼ご飯のお店でした。
今回は韓国料理屋です。
実は私は韓国料理屋に入ったのは遥か彼方昔に1度あったそうですが、辛いものが苦手ということもあってそれ以来入ったことがありません。
そのうえ、その1度だけ入ったことのある韓国料理屋のこともほとんど覚えておらず、気に入ったのか気に入らなかったのかすら分からないのです。
これはいい機会だと思い、韓国料理好きで何度か韓国料理屋に訪れたことのある彼女と辛いものが好きな彼と一緒に入店しました。
全員一致で選んだものは石焼きビビンバのセットです。
私は正直なところ、極端に辛くなければ他の人と合わせる気でした。
食べたことないもの(食べたが記憶に無いもの)の食べ方は、やはり食べたことがある人の様子を見て模倣するに限ります。
しかし、ありがたいことに私が一番気になっていた石焼きビビンバを2人とも頼んでくれたので、私はワクワクしながらお料理が届くのを待ちました。
石焼きビビンバが全員の手元に届くと、彼女は早速手を付けたてくれたので、私はそれを横目に真似をしながら、2人の様子を伺いました。
今の所2人の相性は悪くなさそうだとほっとしつつ、お料理を口に運びました。
結論から申し上げますと、とても美味しいお料理でした。
実は私はものにもよりますが混ぜご飯があまり得意では無いのです。
しかし、この石焼きビビンバは何故かとても美味しく頂けました。
途中で少し物足りなくなったので、思い切ってコチュジャン(?)を少しだけ入れていただいてみました。
私は辛いものが苦手なのですが、少しだけにしたからかとても美味しくいただけました。
辛さの中に隠れる甘さに気がつけたことが大きいのかもしれません。
ただ、残念なことに少しお腹がすいていたのと、2人のことが気になって緊張していたことも相まって、味の印象がかなり薄くなってしまいました。
今度はじっくり味わって頂きたいものです。
その後、私の本日の第2の目的を果たしに移動しました。
それは、コーヒー豆の購入です。
とあるテレビ番組でラクーアの紹介がされていたのですが、その際に紹介されたコーヒー豆屋が忘れられず、買いに寄りたいと2人にお願いしていました。
焙煎前のコーヒー豆が並んだ店頭に私の目は輝いていたことでしょう。
実は先日、このお店でコーヒー豆を買うためにコーヒーミルやキャニスター、ドリッパー、フィルターを購入していたのです。
ずっとコーヒー豆をコーヒーミルで粉にしてコーヒーを入れるというものに憧れておりました。
その夢を叶えられるときが来たのですから、顔に出てもいたし方ないのです。
豆を決めて注文をすると、少し時間がかかるというのでラクーアをフラフラと歩き回りました。
その時も可愛い後輩が上手く立ち回ってくれたおかげで程よく会話が弾み、2人の間の空気が少しづつほぐれるのを感じました。
これなら2人は友達になれるかもしれないなとほっとしながら2人後ろ姿を眺めていました。
時間になってお店に戻ると、コーヒー豆が出来上がっていました。
そこからほんのり発されるコーヒー豆のいい香りにワクワクを隠せず、満面の笑みで受け取りました。
追加でドリップコーヒーのバラ売りも1つ購入して、私の目的は果たされました。
私の頭の上には見えない音符とハートとキラキラエフェクトが大量発生していたことでしょう。
さて、長くなってしまったので今回はこの辺で失礼致します。
どうぞごゆるりとお過ごしください。